幸せすぎて、くだらない。

私の、生きる教祖様。

まさかの博多にやってきた。

9月30日、博多座にて「ジャニーズ・フューチャー・ワールド from 帝劇 to 博多」全17公演が無事終了した。前身となるジャニーズ・ワールド初の地方公演、博多座最年少座長、九州のパフォーマンス集団とのコラボレーション。様々な話題を引っさげて、福岡という遠く離れた地での公演。福岡に住む私としては、またとない機会であった。

 
Princeほぼ出ずっぱりだった。あんな長時間玄樹くんを拝めるなんて。基本的に玄樹くんは、気合を顕わにした顔つき。ふと隣の岸くんを見るとにこっとしている。それでも玄樹くんは睨みをきかせて前を見据えている。その反動か、『未来の祭典』にて「We pray for peace〜」とたっぷり照明を浴びた玄樹くんの微笑みは、世の中から全ての負がなくなりそう。あれ?悲劇に太刀打ちできるのは玄樹くんの笑顔?玄樹くんの笑顔で世界ハッピー?!平常時は少し突き出る唇も、笑顔のときはむうっとなるんだもの。さっきまで怒鳴っていた人がそんな表情するんだ振り幅の大きさよ・・・。


フューチャー・アイランドのお戯れタイムでは、大橋くんと目黒くんがランニングマンしたり、げんげんと岸くんがわちゃわちゃしたり、神宮寺とリチャが向かい合ったり、とにかく誰かしらが誰かしらと戯れる時間だった。しかし、鉄壁の岩橋さん。平常時は岸くんとマイケルジャクソンごっこするのみ。室くんにも丈一郎くんにも、人見知りしてしまうー!なんて言われる玄樹くん*1。序盤は神宮寺や岸くんをちらっちらっと見ていることも多くて、ちょっぴり寂しくなった。でも1回大橋くんと向かい合って踊っていて、そこだけお花が舞っているかのようだった。


玄樹くんの声に本当に驚いた。福岡は「真夜中のPrince」の放送がない地域であるため、玄樹くんの会話声を聞けるのは少クラのトークかJr.にQくらい。玄樹くんはほわほわした舌っ足らずという印象。しかし、今回の舞台では野太い声の方が多かったように感じる。「演奏をやめるな!*2」「母上様、お達者で!*3」「何考えてんだよ!*4」濁点がつく台詞。凄みのある声。こんな声も出せるのかと本当に驚いた。その一方で、「ありがとう。魂が安らぐよ。*5」では絶望しか見えないなか天使の微笑みを見せた。「56年ぶりに日本で開催されるオリンピック。どんな~をみせるのでしょお。*6」と私が抱く玄樹くんらしい発音もあった。
 声で言うと、神宮寺も驚きだった。ヒンデンブルク号では記者として長台詞をものともしない神宮寺。記者の熱意が込めに込められていて、初日に観劇したとき、正直この調子では喉を潰すと思った。2週間17公演。メインキャストで声が出ないとは言語道断。心配で心配で仕方なかった。しかし、最終日も彼の声は掠れなかった。安心するとともに、神宮寺に脱帽だ。悲劇を切り取ってばかりだからか、タイタニック号、ヒンデンブルク号第二次世界大戦、地球人vs宇宙人と玄樹くんも神宮寺も叫んでばかりだな・・・。


お笑いランドも、毎日毎日違うネタを持ってくる関ジュ。内くんもカーテンコールで絶賛していた。「プーさんだよぉ」「右ひじ!左ひじ!向井康二!」「すいませんっ!☆※〇♪!*7」に、岸くんスイッチの相方。「さ!」にて声が裏返り当人もびっくり!なこともあれば、岸くんの誕生日には「お」「め」「で」「と」「う」で岸くんスイッチという心遣いも。数少ないムチャぶりだっただろうが、またとない機会では。大阪はどうなるのだろう。


またとない機会といえば、やはり九州のパフォーマンス集団との共演。特に九州男児新鮮組は、かのSHUVAN先生がいらっしゃる団体だ。目の前であれだけ大きなパフォーマンスを見る機会はなかなかないだろう。2014夏は蓮音くん、2015夏は玄樹くんが行った技(名前がわからない)がより高度になったものをはじめ、次々と披露される技。自分たちのかなり上を行く動きを見て何を感じただろうか。玄樹くんもカーテンコールで言っていたが、素敵な仲間が増えてよかったね。


「始まる前からホームシックになった」と告白した玄樹くん。そう言ってのけるのもまた玄樹くんらしさではある。2年ぶりのジャニワ出演でもジャニワでなくジャニフワ。まさかの福岡公演。見知らぬ地で見知った舞台のメインキャスト。あれだけ出番が多ければ不安も緊張も計り知れないものだっただろう。それでも見事に走りきった。台詞が飛ぶこともなく、怪我もなく、笑顔で幕を下ろすことができた。


体全体でお客さんに手拍子を求める玄樹くん。腕だけでなく、腰も揺らす玄樹くん。なぜだろう。玄樹くんのそのお願いには、従わざるを得ない何かがある。それを無視して双眼鏡を持ち続けることだって可能なのだ。しかし、そんなことを許さない何かがある。周りはパフォーマンスを見ながら盛り上げながら手拍子するなか、玄樹くんは客席に体を向けることが多い。笑顔だから?体いっぱいいっぱいで煽るから?自己アピールに繋げながら手拍子を求めるおねだりするなんて・・・という声もあるかもしれない。でもぜひその姿を一度見てほしい。抗えない何かが滲み出ているのだ。

 
ちんまりした玄樹くん。おそらく多くの人が抱く玄樹くんの印象。しかし、それだけではない。その瞳の奥には常に静かな炎が燃えている。がっしりした腕で掴み取る未来はどんな景色なのだろう。人を魅了してやまない心を掴んで離さない玄樹くんに、これからもついていくと再び固く誓った2週間だった。やりきった感と同時に課題も見つかっただろう。それだけでも大きな成長。まずは博多座公演お疲れ様でした。すぐに大阪が始まり、今度は1ヶ月。まだまだ先は長いけれど、まずは身体を休めてね。待望の我が家に帰ったらルーキーがいるね。また、若手女優のアメブロみたいな写真*8を見せてください。

 
あああ、ノイナがトニトニが闇を突き抜けてがOHサマーぷりぷり時計You&I…。あの場所でまだ聞いていたいずっと聞いていたい。なんて、限りあるから美しいのだと昔から言うじゃない。また機会がありますように。本当に素敵な濃い期間をありがとうございました。どうかしばしではありますが、おやすみください。

*1:かんじゅ日誌より

*2:タイタニック号のポールダンサー

*3:神風特攻隊

*4:地球人VS宇宙人

*5:タイタニック号ポールダンサー。天国に導いてくれる演奏をありがとう。

*6:五輪

*7:岸くんのマネ文字表記不可でもめっちゃ似てる

*8:Myojo2016年11月号